Nowhere Land 一条ダンス部単独ライブ

定点観測を続ける役割もそろそろ終了するということから、今回のライブが特別な意味をもつことになるのだろう。

多くの卒業生OGOBたちからもいろいろと問われることがあるが、何か明確なアンサーが用意されているわけではなく、

いずれにしても、この場所を守り育てていく作業は誰かが続けて行かねばならん。

誰がその任を担うのか。

県立高校で20年働き、一条に来たのが45歳、その時からこの今の人生が奇しくも始まった。

夢見たわけでもなければ志願したわけでもない。

与えられた場所で、ただ単にその役割を果たそうとこのダンス部顧問という仕事が始まった。

14年前、一条に赴任して2ヶ月ほど経ったちょうど、そやな5月の連休の頃だったかな。

ある種の直観を抱くことになる。

この仕事は俺にしか出来んな、

ということ。

日本の高校教員で、ダンサーでもない人物にもかかわらず、この任を全うすることが出来るのは俺しかおらんやろな、と。

やれる、という直観がなければ今のこんな感じにはなってないな

夢を抱いたわけでもなく、ロマンを描いたわけでもない。

やりたかったことでもない。

ただ気がつけば、ここに立っている。

人生とは何か。